2012年08月16日

精霊流しと息子

今日の島原は、晴れです。

昨日は、島原精霊流しでした。 高校1年から担ぎ始めて、35年・・・

町内会の青年団という名の下、寄付金集めや船の準備、船の先導として

腰痛に耐えながら、毎年、担いでいます。

今年は、二軒の初盆でしたので、船の大きさも3mと小さい船でしたが、

小さい船だからこそ、起きる現象・・・・・担ぎ手が少ない!

昨年は、八軒の初盆で、二艘作りました。担ぎ手も多くて、楽でしたが、

初盆が少ないと初盆からの担ぎ手が少なく、青年団の集まりも悪くなります。

当然、昨日の担ぎ手も大変少なく、船を上げることすら出来ない人数でしたが、

そこで、私の息子、三人が急きょ、担ぎ手に・・・・・高1・中2・中1 三人

私も高1から担いでいたので、問題ないでしょう?

私が頭を担ぎ、長男が一番後ろを担いでいました。息子の担ぐ姿が見え、

やっと、跡取りが出来たと感動しながら担ぎました。

最後の海岸での「練り」は、宮の町町内会の名物、普通は、5分練ると終わる船が多いが、

宮の町は、20分から30分練ります。出発の時は、心配された担ぎ手も時間が経つに連れて、

なれてきて、練りは、20分以上練りました。

会場からは、大きな声援と拍手が、やっぱり、島原の精霊船は、宮の町が一番・・・との声が!

さぁ、最後は、灯籠のローソクを変えて、海に流します。

私は、先頭ですので、海に入って船を安定させる役目ですので、腰まで海に浸かりますが、

長男も一緒に海に入っていました。船は、無事に有明海に流されました。

この、一瞬が一番の感動します。また、来年、親父・お袋帰って来てくれ・・・と心の中で叫び

船を見送ります。

いつかは、息子達も私の船を担ぐときが来るでしょう。でも、それが、島原で生まれ、宮の町に住んでいる

証なのです。来年も息子達と一緒に船を担げる事を楽しみにしています。

精霊流しと息子




Posted by あいちゃんパパ at 08:27│Comments(1)
この記事へのコメント
感謝の気持ちでいっぱいです。ご苦労様です。ありがとうございました。
Posted by 清水  at 2012年08月17日 09:49
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